「タウンマネージャーが商店街でショップをはじめたら」

toyamagu.com

日本全国の中心市街地活性化と商店街活性化を、
富山を通して語る、考える、変えてみる。

もしも私が富山市長になったとしたら。

カテゴリー:タウンマネージャーが考える地方創生とは?, 自民党を中心とする富山市議会がコンパクトシティ政策をチェックしなかった場合どうなったか?, 富山市長が3.5期の歳月をかけてすすめたコンパクトなまちづくりはどうなったか?, 富山県の観光政策は三番煎じでもいいので「おすし県」を名のるべきではないだろうか?, 富山市中心市街地活性化
img_4123

さて。石破さんが大臣を辞めたあたりから、
地方創生というキーワードが
あまり目立たなくなりましたね。
1億総活躍のほうが露出は多い。

地方分権、地域主権、地方創生と呼び名は変わっても、
東京以外がどう発展していくかは、
政策として必要なのでしょう。

地方都市のコンパクトシティ化はその手段と言われています。
富山市はモデル都市ですね。
4月には市長選があります。市議会選挙もあります。
市長選は保革一騎打ちですし、
市議会選は、半年前にあの政務活動費不正受給問題で、
辞職ドミノからの補欠選挙をやったばかり。
何となくもりあがりにかけます。

もう10年以上もの間、富山市は中心市街地活性化に邁進してきまして、
どこかの時点でその成果についての賛否が問われても良いと思います。
できれば保守から対抗馬が出てきてほしかった。
そこでこんな公約的なことを考えてみました。

2年ほど前にある商店街活性化の専門家と話をしたところ、
市長がその気になればできると言われていた。
地方創生の中での商店街活性化は肝だと思います。
とはいえ、市長が動向で商店街活性化は
私はあまり関係ないと思います。
商店街活性化には「自立」が最低限必要ですから、
市長が出て来たところで経済は動きません。

ここは商店街はさておき、
富山市の場合は中心部の活性化に莫大なインフラ整備をしているわけです。
それについてどう思うか?市民が判断できる場があればよいと思います。
私ならこう考えます。

1/コンパクトシティ的な政策の総点検

10年ほどすすめている富山市中心市街地活性化ですから、
それぞれの目標について考察すべきでしょう。
ポイントは、公の目標だけでなく現実的な目標もふくめて、
いろんな角度から考察する。
第一期はたしか通行量、公共交通乗降者数、夜間人口の公の目標が
85%ぐらいで目標達成という発表でした。
一般的には85%で目標達成はないのでは…
自らの事業なので大甘に採点してしまいます。
良い面ももちろんあるでしょう。
当然、描いた通りにはならない事業もある。
例えば、いつも指摘している中心部の小売売上総額、
中央通りの見た目が完全なシャッター通り化、
中心部通行者の高齢化進捗率、
再開発ビルユウタウン総曲輪の利用者数と経営状況など。
市民なら誰もが?という部分があります。
これを新市長が真新しい目で見直すべきのような気がします。
一時期の小池都知事みたいにですね。
コンパクトシティ政策は悪くありません。
問題は修正すべき部分を自ら認められない場合ですね。
あらゆるジャンルで数値化して
その達成度を検証してみたいものです。

2/0歳~29歳までの生活水準の総点検

身近にあったのです。保育園待機児童問題。
当社で面接したママがなかなか入園できずに、
一年以上待機児童になっていました。
コンパクトシティは高齢者にはやさしいですが、
若い人にはあまり恩恵がありません。
子供たちは夢を持てる地域なのか?
若い人は夢を持てる地域なのか?
若いママは幸せに子育てできている地域なのか?
富山市に限らず、地方から若い人は流出しています。
結果、人口減がすすむ。
ビジネス的には今後の富山市の発展性を感じることができず、
都内に進出していく身としては、
この街で夢を感じることはなかなかむずかしい。
働き口も公務員か第二次産業ぐらいしかないのかな。
(人口1000人当たりの市区職員総数は814市町村中全国34位)
若い人の所得や就労状況、生活状況など、
すなわち「幸福度」みたいなものを算出して、
毎年独自に発表しても良いのではないかとも思っています。
富山市の出生数は814市町村中57位です。
富山市の15歳未満の人口は、814市町村中360位です。
15歳〜64歳の生産人口は814市町村中408位。
子供たちはそのまま富山市の大人になって、
富山市の生産人口にはなっていかないのかもしれません。

3/絵になる街の観光プロジェクト

北陸新幹線開業2周年を迎えました。
市としての観光政策は、
隣県金沢市に大きく話題性をもっていかれていますね。
正直いえば万全の準備を整えての開業とは思えなかった。
それは2年たった今も改善しているようにも思えない。
つまり、完全に出遅れてしまった感じです。
とくに中心市街地活性化とは結びつかなかった。
私自身の商売では影響はほぼゼロです。
金沢市は、近江町市場、兼六園、
金沢21世紀美術館といった観光スポットが、
中心部に点在する。中心部観光が可能。
富山市は、富山駅一帯の整備が遅れている他、
ポートラムとセントラムが乗り入れ可能な
富山駅の高架化が完成していない。
そして、中心部にこれと言った観光スポットも整備されていない。
目玉となりそうな商業施設もできなかった。
何よりも金沢市と比べて、
富山市の観光センスの弱さが目立ってしまっています。
経験からして、観光もSNS拡散されるレベルでないといけない時代です。
写真を撮りたくなるような
絵になるロケーションがあるかないかは大事です。

ちなみに私は北陸新幹線で
東京富山間を年間50往復ぐらいしています。
そして、都内に店舗を構えたことで、
1店舗あたり年間12万枚以上の地図を配布しています。
クレープの巻き紙が、富山市中心部の地図なのです。
年内に3店舗になった場合、
年間36万枚の地図を配布することができます。
地図もリニューアルして、
私がおすすめするスポットを
このトヤマグと連携して紹介したとします。
当店でいえば、本店でし食べられないメニューや
クレーピエがいるときしか食べられないメニュー紹介。
当店とすでにセットSNSで紹介される
世界一美しい某シアトル系カフェロケーションや、
3,500円コースで私が絶賛する富山のおいしい魚を食べられる某店、
もっともおいしいと賞賛するとある富山ブラック。
私が困ったときに神頼みするパワースポット神社など。
独自の視点で首都圏の若い人に
2万円以内の予算で(交通費別)楽しめる富山市を紹介。

36万枚のうちの0.1%で転換したとしたら
年間360人です。
この人数がこの地図とトヤマグをみることで
富山市に来た現象は、
毎週末に7人ほどが当ブランドの本店にも立ち寄ることになります。
これが毎週続けば、あきらかに来県している手応えを感じるでしょうね。

仮に首都圏で30店舗となった場合、360万枚配布。
0.1%転換で3,600人。
2万円の予算で楽しんだ場合の経済効果は7200万円。
3万円の予算で楽しんだ場合の経済効果は1億円を超えます。

一介の民間人でさえこれぐらいのことを考えられるのですから、
本腰いれて行政が考えれば、
いろいろできるのだとは思います。

こんな3つの公約的なことを考えてみました。
今回の選挙ではお役に立てそうにないです。
次回4年後こそは、新市長登場に期待したいので、
お役に立ちそうなら良いですね。

この3つ以外にも広域行政は幅広いです。
そして財政問題。
富山市は中核市42市中で
地方債発行額が第3位です。
一時期4位でしたから順位が上がっています。
つまり借金が増えているのですね。
健全財政とは言いがたいです。
これをどう解消するかは、
昔の杉並区の行政改革など参考にされるのはどうでしょう?
職員定数の削減や行政組織のスリム化、
経常収支率80%目標の達成、
独自の税収確保やなど
参考になると思われます。

先日の前都知事の百条委員会を見て、
今さら追求したところで
過去は変わらないことを痛感しました。
都民が知名度で選んだ首長は、
当時とんでもない判断してしまったせいで、
後世の都民が困ることがよくわかったでしょう。
元をただせば選んだ都民が悪いのです。

富山市も当然同じことが言えます。
なんとなく選んだ現職首長が、
国にいわれたまますすめる政策を、
客観的な目で考察できなかったり、
別の視点や現実的な考え方を持つ対抗馬を擁立できなければ、
どんどん進んで取り返しがつかない、
落としどころが見つからない問題が浮上することは、
今の都政をみていたらわかると思います。

対岸の火事と思わず、
これも時代の流れと思って、ぜひ。
上の写真は箱根で撮りました。
もんもんと吹き上がる火山の蒸気が、
市民の不満のようにも思えたので採用しました。

「タウンマネージャーが商店街でショップをはじめたら」