「タウンマネージャーが商店街でショップをはじめたら」

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日本全国の中心市街地活性化と商店街活性化を、
富山を通して語る、考える、変えてみる。

日本を代表するコンパクトシティに、日本屈指のスピードで衰退した商店街がある不思議。なぜ、中央通りはこんな結末になったのか。

カテゴリー:富山市の中央通りが10年でシャッター通りになったのは世襲の結果ではないだろうか?, なぜ地方には商店街活性化政策が必要なのか?, 富山市中心市街地活性化
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さて。最近は私の話し方がかわってきたと自覚しています。
だいたい一般論からはいって、共感する、共感させるなんて感じでしょうか。
昔はいきなり結論からはいってました。面倒なときは。
最近はほんとうにふむふむと聞きます。自分から話す時も一般論が先になっています。
あんまり突拍子もないことは言いません。共感するしてもらうは、大事です。

今回のテーマは、私と因縁深い富山市中央通り。
過去にはいろいろありましたが振り返りはしません。
中央通りには黒い噂がたくさんありました。今はそれが事実かどうかはどうでもいいです。
未来志向で考えてみました。この10年で完璧なシャッター通りになった商店街。
以前は100店舗を超える商店が、800mの長さの立派なアーケード内にありました。
今のこっているのは何店舗なのでしょう。もう笑えるぐらいしか人は歩いていません。

では、なぜこうなってしまったか。無謀な再開発構想をぶちあげて、
ほとんどカタチにできなかったトップの責任だと思っていました。
商店街が衰退したとしたら、当然トップである理事長には責任はあるでしょう。
今思うのは、別の問題です。そこはかなり根深いなと思っています。

その原因は、いたって簡単です。
商店街を衰退させる人たちの集まっていた、そして、残っているということですね。
トップの方の責任は大きいです。それだけなく、ほとんどの地権者に疑問点があります。
それは若手と呼ばれる人と話しても、同じ臭いがします。

それは何か。

お客様への「感謝」が、圧倒的に足りません。

つまり、

お客様に感謝しない人たちが集まった結果となります。

中央通りにいまなお通りを案内するマップが置いてあります。
いったいいつの時代の店のマップなのか?
これが象徴していますね。
たまにお客様はのぞきこんでいます。
地図に載っている情報は嘘です。これが平気なのです。

そして、これは本人たちは、ほとんど気づいていません。
自分たちはまともだと思っています。
そこが、最大の問題だったりします。

自分たちは誰からお金をいただいて商売しているのか、
理解が薄い。いや、あるのか?

なので商売が成り立たない、店がつぶれていく商店街になる。
今さらな感じがします。その今さらなんです。

中央通りは店の集まりというよりも、地権者の集まりが強い商店街です。
組合の会員になれる資格は、物販業とサービス業と不動産業です。
たしか定款には「不動産業」と明記されています。
これは不動産屋さんじゃなくて、地権者のことです。
ちなみに隣りの総曲輪通りにはない制度です。

地権者兼テナント、もしくは地権者でテナントに貸している場合。
中央通りでもテナントの店の方はまともでした。
そういうまともな人たちが、撤退してしまってシャッター通りです。
それでも、まともかなと思える人もいるかと思っていましたが、
距離をとって客観的になれば、皆同じにみえてきました。
テナントで貸すのも商売です。
問いたいですね。誰からお金をいただいているのか。

ちなみに私がお客様に感謝する経営者だとして、
数値化して100だとしたら、
中央通りの残りの地権者は感謝度は30以下だと思います。

感謝が、足りないと人はどうなるのか。
よくあるパターンが、被害者意識の増大です。
中央通りがこうなったのは●●のせいだと言いだします。
自分たちに責任があるとは感じません。
商店街がこうなってしまって、お客様に申し訳ないという発想はありせん。
感謝していませんから。

感謝が、足りないと人はどうなるのか。
やたら感情的になります。現在の状況を理論的に判断できません。
理論的に判断すると、やはり自分たちの責任が見えてきますから、
ちょっとつっこまれると、すぐに感情的になります。
これは40代の若手も、65歳以上の執行部も同じ。
受け継がれている印象があります。
私がよく痛いところをつっこむせいもあるでしょう。

その理由は世襲も関係していると思います。
お客様に感謝しない親からは、感謝する子供は生まれません。
言う通りには育たない。親の通りに子供は育つが持論です。
あたっていると思います。
自分たちの既得権を守ることが最優先だとしたら、
お客さんは二の次になりますよね。

私も一応中央通りの端っこで商売をしています。
この考えに数年前に気づいて、いち早く方向転換しました。
お客様には感謝していたつもりでしたが、
よくよく考えると、自分も同じ穴のムジナでした。
その具体的な例が、催事出店のために本店を休んでいたことです。
これは本店のお客様に、申し訳ないです。
なので、催事出店を何年後かにやめる計画を立てました。

店の外装も借金してリニューアル。商品もサービスも見直し。
スタッフ教育も、制服も見直し。パッケージも見直し。
百貨店催事もいかなくても、売上が立つようになりました。
本店の人件費は、本店の売上だけで出せるようになりました。
原宿店ができてブレイクしても、
本店は一度も定休日以外は休まなかった。
休まない。これは感謝の気持ちでもなんでもありません。
ただ、それすらできていなかった。気づきませんでした。

お客様に感謝することを忘れない。
自分たちは、誰にお金をいただいて生計を立てているのか。
それを、肝に命じて商売をしたら、
シャッター通りの入口に、13年ぶりに行列を復活させることができました。
これが気づきと努力の結果です。銀行も税理士も、奇跡だと言っています。

やればできるんです。
まずは、お金をいただいている人々に感謝しなさい。
もうおそいかもしれません。
たぶん遅いんでしょうね。
潰れる運命でも、お客様には感謝すべきです。
閉店するときだって、感謝ですよ。
中央通りの皆さん。共感していただけますでしょうか。

こと中央通りの衰退に関していえば、富山市に責任はありません。
中央通りの地権者の皆さんは、一蓮托生にしたいかもしれませんが。

ちなみに、中央通りの西口である電車通り側は、中央通りの玄関にあたると思うのですが真っ暗です。
冬なので夕方5時にもなると真っ暗ですが、電灯がついていません。
理由はわかりません。故障にしては一ヶ月は長期間すぎます。電灯をつける資金がないのか。
とにかくお客様には、本当にもうしわけない状態です。
すいません。感謝が足りませんね。

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