「タウンマネージャーが商店街でショップをはじめたら」

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日本全国の中心市街地活性化と商店街活性化を、
富山を通して語る、考える、変えてみる。

富山市民プラザから飲食店が撤退した。そのマーケティングから考えてもユウタウン総曲輪は失敗は、オープンから想像できたのかもしれない。

カテゴリー:コンパクト市長のアキレス腱はユウタウン総曲輪と海外視察なのか, 商店街活性化に市民はどう参加すればよいか?, ユウタウン総曲輪はどうなる?, 富山市中心市街地活性化
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さて。富山市中心市街地の大手町に、富山市民プラザがあります。
20年以上運営さえれています。Wikiにはこう書いてあります。

公共機関、民間の商業施設が入居し、富山市中心市街地の活力を高め、
賑わいを取り戻すための都市空間の構築を目的とし建設された複合施設である。
コンセプトは「生活価値創造」としている。

第3セクターです。私が以前から指摘していたのは、その資金力。
ちなみに富山市から補助金は、年間一名のパート人件費だけ。
その予算のほとんどが、富山市民プラザ自ら捻出しているそうです。
地下駐車場収益と運営委託されているグランドパーキングからの駐車場収益は、
相当なものでなのでしょうか。

その資金力は、店舗の入れ替え時によくわかりました。
ありえない内装でオープンするテナント。迎える側が出しているとしか思えない。
こんな内装費でオープンしたら、どうやって返済するのか?
なんて思ったテナントもありました。
また、家賃もほぼゼロ円なのではないかという現象も。

一階のほとんど閉まっているのに、テナントとしては継続できるスペースがあります。
以前は洋菓子店。現在はカレーショップ的な店。
平日は営業していません。土日も微妙なのではないでしょうか。
営業していないくても家賃が払えるのか?
ここまで来ると通常の経営論から離れてしまうので、何とも。
今までは、その資金力の背景からか、今までテナントが空いてもすぐに埋まっていましたね。

それが最近は違った。この夏ぐらいに1階と2階の飲食店が消えた。
家賃はほぼ0円でもやって行けないのか。
それでも今まで通りに、新しいテナントが入るのだろうと思っていました。
もう4ヶ月以上、空いています。これは初めて見る光景。
理由はわかりません。入るテナントがないのか、入れないであえて空けておいているのか。
後者は考えにくいので、前者の可能性が高い。

家賃がほぼ0円でも入らないとしたら。かなり問題がありますよね。
それだけ大手町周辺の飲食店は、出店価値のないエリアとなります。
一時期、アイスクリーム店が出店してにぎわったぐらいから、価値がおかしくなったかもしれません。
その後の市運営の飲食スペースや、民間のヘルシーランチの店なども出店。
見た目は飽和状態になりました。競争するのはいいですが、
そう何店舗も潤うほど、富山に人はいません。

結果、アイスクリームのブームは去り、富山市民プラザの飲食店は空き店舗。
ヘルシーランチの店は、赤字でも続けられる大きな親会社が運営なので
どれだけ赤字を出していたと営業できる体力はあります。
そんななか、ユウタウン総曲輪は、テナントの多数を飲食店がしめるカタチでオープン。
誰もが期待したはずの併設シネコンオープンでの集客効果はなく、
オープンから4ヶ月でスイーツ店が撤退。

大手町界隈で、飲食店として営業できたのは、ホテルのラウンジ。ここは大丈夫。
あとは、ある居酒屋さん。ここは美味しいです。付加価値あります。おすすめです。自力で集客。
残るは千石町通りの飲食店。ほとんどは個人経営か、家族経営です。
自ら駐車場をもっていたりします。だから継続できます。
新規参入のユウタウン総曲輪は、物販店の集合体ならよかったのですが、
いまこの西総曲輪に物販で入店するメーカーや経営者はいなかった。
結果、飲食店で埋めるしかないと判断したとき、
富山市民プラザの飲食店状況を分析したら、相当なリスクがあったと気づきませんかね。

予測、オープン4ヶ月で撤退せざるえなかったスイーツ店は、4ヶ月すべて赤字でしょう。
次にリニューアルした店があります。どうも、経営者が変わったようです。
以前は県内のある工場が飲食部として運営していたフレンチレストラン。
この店は、金沢のある飲食店経営者に売ったそうです。
同じ場所でリニューアルしてできたパンケーキのカフェは、金沢の会社が運営。
そして、以前のフレンチレストランは6月〜10月の5ヶ月間、一度も黒字月がなかったそうです。
同じ飲食店を運営している身の知識でいいますと、あまりにも異常事態。

もうひとつ予測すれば、残っている飲食店数店舗も、オープンから一度も黒字になったことはないかもしれません。
そうなれば、体力的には時間の問題。親会社が赤字を補填している場合でも、長くて半年でしょうか。
できたばかりの再開発ビルの飲食店が、一度も黒字にならず撤退なんて聞いたことがありません。
どれだけ商業価値のない物件なのか。空いても二度と埋まることはないのでは。
まあ、本来オープン時に全テナントが埋まっていたら、せめてオープン月だけは黒字だったかもしれません。

その予兆として富山市民プラザの飲食店が、空き店舗のままなら、予測できたと思います。
ちなみに私は予測していました。旧トヤマグ時に書いていました。
民間再開発とはいえ、80億円のうち約30億円の税金を投入したのは富山市です。
テナントの一部のオープンが遅れたのも、富山市の担当者人事の影響ときいています。
責任がないとは、私はやっぱり思えない。

富山市長がこの春の市長選に出馬するそうです。4期目。旧富山市をあわせると4.5期目。
富山市議会で全国に恥をさらした地ですから、まともな選挙して浄化しませんか。
「富山市のコンパクトシティ政策の是非を問う」
そんなテーマですと、投票率もあがると思うのです。

「タウンマネージャーが商店街でショップをはじめたら」