「タウンマネージャーが商店街でショップをはじめたら」

toyamagu.com

日本全国の中心市街地活性化と商店街活性化を、
富山を通して語る、考える、変えてみる。

ユウタウン総曲輪でついにテナント撤退か。スイーツ店が撤収されていた。

カテゴリー:富山市中心市街地活性化の再開発政策「ユウタウン総曲輪」はどうなったか?, 富山市中心市街地活性化
img_3620

リニューアルの可能性もあるのかもしれません。
ホームページからユウタウン総曲輪店は削除されていました。
7月にオープンしたはずなので、4か月で撤退。
みている限り、迷走感はありました。
もうちょっとがんばってほしかったのですが、
なかなか現状はきびしいようです。

おそらくなんですが、
オープンしてから一度も黒字になってはいないんでしょうね。
1か月でも黒字なら、年末年始前に早期撤退は考えないものです。
売上から家賃や人件費といった経費と食材原価を抜いたら、
残らないどころか足りないという状態でしょうか。

なぜこんなに早く撤退してしまったのか?
考えられる理由はいくつか。

1)想像よりも通行量が少なく、集客力がないテナントビルだった。
富山市中心部に、シネコン再開発ビルが完成する。
普通の人ならいろんな期待が膨らみます。
お客様も、そして、出店希望社も。これが普通。
ただ、旧トヤマグからずっといいつづけてきましたが、
空洞化した中心部にシネコンができたからといって活性化した事例はありません。
シネコンはあるにこしたことはないですが、起爆剤ではありません。
その集客力をあてにしての出店は危険でしたね。
西総曲輪はもともと通行量が少ない総曲輪。
元あったテナントは通行量にたよらず、顧客で勝負していた。
たとえ再開発されたとしても、そう簡単に人が集まるものではありません。
それが立地条件というものです。オープン時も空きテナントがあった状況は、
不利な条件をさらに不利にした。

2)自社のブランド力を過信して評価してしまった。
このお店は、県内のSCに2店舗店がありなかなかの人気店です。
すばらしい。ただ、その自社ブランド力の今をはかり間違えたところはあるのでしょう。
総曲輪の再開発ビル、シネコンでお客様はいっぱい、
そこにおいしくて人気のスイーツ店ができれば商売は成り立つ。
そう考えても不思議ではありません。
ただ、人気のない場所で、自社で集客するほどの力はなかった。
商売は身の丈を超えると、あまりよくない結果が生まれます。

3)想像よりも富山市中心市街地で商売をすることが難しかった。
実際に商売をしている私からいわせてもらうと、
いま富山市中心部に出店することは、相当に難易度が高いです。
人が少な過ぎますし、消費人口がいません。
新規オープンで、新規顧客を通行量にたよろうと思うのは危険でしょう。
13年目の営業をしていますが、そうとうな自社集客力がないと
想像を絶する売上が待っています。
もしくは、相当な予算とアイデアでの販促をしないと、
お客様に認知されることはありません。
人がいないシャッター通りなゆえに、なめてかかると大変です。
総曲輪界隈には、まだなんとなく店があります。
なので新規出店もいけそうな気にもなります。
既存のテナントがやっていけるのは、特殊なマジックがある場合と、
相当な優秀な経営者さんが良いスタッフを雇用して、
とても良い顧客につねに新しい提案と商品とサービスを提供している場合があります。
前者は、極端にいえば赤字でも出店を続けています。
後者は、真似する価値があるぐらいにすばらしいです。
私は後者の方を真似しています。

これから新規出店を考えている方は、私はウエルカムです。
ただ、富山市中心部という立地を正しくマーケティングし、
自社のブランドや商品がどういった重要に供給するのかを検討してください。
最近出店して苦戦しているお店は、
継続か撤退か正しい判断をしてください。
個人的な見通しとしては暗いですし、簡単に商売できる地域ではありません。
もしも、出店や継続に客観的な意見がほしい場合は、
私でよければいつでも相談にのらせていただきます。

店はたくさんあってほしいし、品はたくさん並んでいてほしい。
ただし、経営は継続です。正しいマーケティングが必要です。
見通しの甘い行政情報や、過剰な過信、
イベントで集客といったにぎかやしに惑わされないでくださいね。

「タウンマネージャーが商店街でショップをはじめたら」

コムクレープ FC加盟店募集中です